徒然とサッカー観戦

アーセナルの試合を中心に海外サッカーの試合の感想を個人的視点から書いていきたいと思います。

アーセナルファンが新生アーセナルに期待すること

22年に及ぶアーセン•ヴェンゲルによる体制に終わり、ウナイ•エメリによる新体制が始まった。

アーセン•ヴェンゲルはイングランドにパスサッカーをもたらし、さらには無敗優勝という偉業を達成してみせた。

ウナイ•エメリはアーセナルに何をもたらしてくれるのだろうか?

今回は、アーセナルファンである私が新生アーセナルに期待することについてみていこうと思う。

 

柔軟性

 

アーセン•ヴェンゲルによるパスサッカーは当初、イングランドにとっては非常に驚きを持って迎えられ、無敗優勝を成し遂げたが、アーセン•ヴェンゲル体制の終盤においてはしばしば柔軟性を欠くものとして批判されるようになった。

ウナイ•エメリは、相手チームをよく研究し相手によってフォーメーションを変更する監督だ。

ポゼッションを重視するあまり、相手に引かれた際、攻撃の糸口がつかめないといったシーンが多くみられた昨今のアーセナルに新しい風を引き込むだろう。

ICCにおいてもその兆候はすでに見られ、ゲェンドゥージらの中盤の選手が大きなサイドチェンジを行うことが多くなっているように見えた。

 

インテンシティ

 

ウナイ•エメリは中盤にルーカス•トレイラ、ゲェンドゥージといった守備において大きな働きを持てる選手たちを獲得した。

ここ数年のアーセナルはボールを奪われた後の切り替えの早さも遅く、さらにどこでボールを取るかということが明確になっていなかった。

これは、コクランのような汚れ役を買って出るような選手が移籍してしまって以降、本来であればゲームをコントロールする選手であるジャカ、ウィルシャーラムジーといった選手を二枚中盤に並べてしまったアーセン•ヴェンゲルにも責任の一端はあると思うが、あまりにも守備に対する意識が他チームに比べて低かった。

トレイラ、ゲェンドゥージはこれらのゲームをコントロールする選手の横でボールを刈り取る働きをすることができ、さらには攻撃から守備へのスイッチ的な働きをすることもでき、アーセナル全体としてのインテンシティを高めることが期待できる。

攻撃から守備、守備から攻撃をスムーズに切り替えることができれば、より良いアーセナルを見ることができるだろう。